久し振りの散歩ツー、気持ち的には土曜日に走ったあとの日曜日に、の?んびりと過すのが理想的だけれども、昨日の土曜日は残念ながら片付けたい仕事があって 横浜のオフィスへで休日出勤をして、し・ご・と しちゃいました
まぁ仕事を先に片付けてしまったこともあって、頭の中はスッカリ週末モードに切換られました。
さて、今回のツーのターゲットは・・・・美味い物でもクネクネ道でもなく・・・
静岡県の特色のある『橋』です。
昨年末に、何気なく購入した土木学会編集の日本を代表する建造物(ビルを除く)の本に紹介されていた橋で、静岡県内にある3橋を見に行く事にして出発
先ずは東名高速で富士川SAへ。 そこでETC専用出口から一般道に下りて富士川沿いを北上すると、間もなく一つ目の橋、『新東名・富士川橋』に到着。
この橋、265mのアーチスパンを持ち、コンクリートアーチ橋としては日本一、上部の橋桁に鋼材を用いる複合アーチ橋としては世界一の規模なんだそうです。
何でそんな記録的なスペックの橋となったかですが、第二東名高速は出来るだけカーブを緩くしてルートを設定したことで、必然的に都市部は通過出来ずに山間部を走ることになり、その結果、富士川の中でも幅が狭く、急流となる位置に橋を架けざるおえなかったそうだ。
橋脚を普通に建てれば良いじゃないと思うけれど、富士川の急流は雨期の増水時には毎秒16,000トンもの水が流れ、水位が10mも上がる為、橋を支える柱の橋脚を立てる方が困難だったらしい。
そこで、日本で初めての試みとなる最新工法の橋脚なしで富士川を渡る巨大なコンクリート複合アーチ橋が採用されたそうだ。
この第二東名・富士川橋は2005年に完成していますが、開通は前後区間の工事が完了する2012年頃の見込みなんだそうです
さて、次の橋も第二東名の橋で、まだ建造中の橋『猿田川橋・巴川橋』。
富士川橋からは川沿いを南下して、蒲原東ICからR1に合流。
信号も殆んどないR1を快走、清水市街手前で静清BPとなり、そのままBPを進んで千代田上土ICで下道へ。
流石に暦では大寒を過ぎて間もないこともあって、清水周辺の気温は6から7℃。 それでも御殿場?裾野周辺が冷凍庫の中のようだったこともあって、この気温でも体感温度は温かく感じられ、グリップヒーターも全開にすると熱いぐらいに感じられる絶好のツー日和となり、まったりと下道を目的の橋に向って走ります。
巴川に沿って北上すると、麻機の街並みの奥にその橋が見えてきました
当然、工事中の橋に対して標識もあるわけが無く、初めての土地で土地勘もないのですが、昨夜のうちにGoogle EarthとMapFanで緯度・経度から周辺の地理と地図を頭に叩き込んでおいたこともあり、何とか迷わずに山間部の工事中の橋まで辿り着けました
先ずは巴川橋
この橋の特色は、高速道路で初めて採用されたPC複合トラスト橋で、鋼のトラス材が上下のコンクリート床板に連結されたトラス構造になっています。
正しくはPC7径間連続ラーメン複合トラス橋で、7径間連続するこの構造の橋としては世界一だそうです。
それでも、先ほどの富士川橋が受賞した土木学会・田中賞は、三重県にある紀勢宮川橋に授与されてしまい、この世界一の橋は残念ながら受賞出来なかったそうです
最大支管長119mで、こちらも世界最大スパンだそうで、スパン長が長い為に外ケーブルも有効に活用されていますネ
今度は、途中の土木工事区間を経て猿田川橋側にやってきました。
こちらも、未だ上り線は橋脚だけで、橋桁の張出し施工の真っ只中です。
さらにこの猿田川から延びる西側に目をやると・・・、安倍川を弧を描いて渡る第二東名の橋脚が見渡せました
さて、この後が本日のメイン、御前崎の先、菊川の河口に掛かる潮騒橋です
千代田上土ICまで戻り、静清BPで東名高速・焼津ICへ向います。
宇津の谷峠を越え西の空が見渡せるようになると・・・・、あらら・・・あんなに真っ青な空でが輝いていた静岡市街周辺とは一転、空には一面真っ黒な雨雲に覆われているではないですか
まぁ、まだ降っていないからと焼津ICから予定通り東名高速に入り10分も走らないうちに・・・雨が降り出し電光掲示板にも『雨・走行注意』の表示が・・・
あんなに真っ青な空だったので当然レインウェアなど持参してない
それでも遠く南西の空には多少の雲の切れ目が見えていたので、ガッツで吉田ICを通過、目的地の牧之原ICへ爆走。
しかしその期待に反して、牧之原ICに着いた時には、しっかり土砂降りで、菊川方面の空も真っ黒な雲におおわれていて、全く回復の兆しがありませんでした
ここから30分ほどなのに・・・。
それでもこれ以上雨の中を走り続けると、いくらグローブ、革パンツ、そしてジャケットもしっかり防水仕様とはいっても、グジュグジュになりそうなので、楽しみはまた今度ってことで、躊躇せず牧之原ICのゲートを出て直ぐにUターンをして再びゲートをくぐって高速の上り線へ。
急いで真っ青な空のある焼津まで戻りました
焼津の手前で再び雨も上がり路面も乾いて、そのまま勢いで清水ICまで戻り、ガソリン補給の為に下道へ。
IC近くのシェルのセルフGSでのヤンキーな女の子と、どこかバイクで走ったら楽しいところないかなぁ?なんて聞いたら、30分ほど走ったところの日本平パークウェイがこの付近のバイク乗りの一押しだよと教えて頂き、早速チョッと立寄る事に
20年以上昔に来た時は、確か有料だったよなぁ?なんて考えながらパークウェイへの交差点を曲がると・・・料金所跡が・・・、無料化されたんですね
一往復だけして三保の松原側へ戻る途中、清水港が見渡せる場所でパチリ
しかし、あの焼津から西側の雨が嘘のように晴れわたる清水港の空ですね
日本平入口から10分ほどの清水ICへ戻り(GSでは30分ほどと言われたけれど)、再び東名高速で明るいうちの帰宅を目指して、いつもの富士川SAでのスタバ休憩もせずに、極寒の裾野?御殿場間に耐え、東名高速では数少ないクネクネ&トンネル区間が続く楽しい大井松田?秦野中井区間も爆走して、16時過ぎには帰宅出来ました。
さて、雨に阻まれた潮騒橋には、また行くぞ?
走行距離:373km