学会などで懐かしい東北大の下を、昔はなかったバイパスのトンネルで一気にくぐり抜けると、鄙びた地方の風景から一転してビルが建ち並ぶ市街へ
少々お決まりの迷走もしましたが、無事に本日の宿に到着。
七夕の為なのか、フロントの女性三人が浴衣姿で応対されているのが何とも素敵だったなぁ?
40分間の猶予で各自の部屋でシャワーを浴び、雨で湿ったジャケットなどをメンテしてから、今夜のお目当て牛タン専門店へ
向った専門店は、仙台市街に数多くある中から、大田原さん一押しのホテルから徒歩数分の「利久」
既に店の前には席待ちの列が出来ていましたが、意外と長時間待つこともなく2階の掘り炬燵のような床構造の座敷席に。
で、我々のテーブルは、牛タン炭焼き、牛タン唐揚げ、岩牡蠣、茶豆、そして牛タンスモークがトッピングされた利休サラダをオーダー。
先ず、炭焼きと飲物がサーブされたところで待ちに待った乾杯
隣のはーちゃんさん、お酒は
なのですがビールは
苦手なようで
で乾杯
離れて4人4人で分かれていた席も直ぐに隣が開き、移動後に岩牡蠣を持って、サーさん&☆よっしーさんでパチリ。
初めて食べた牛タンの唐揚げは、鮪の血合のような味と食感、岩牡蠣は一口で入り切らない程の大きさでプリプリ、スモークはビーフジャーキー?って食感と味、茶豆・・・茶色くなかったし普通の枝豆よりも小粒でした・・・
と、夫々の仙台名物を焼酎を数杯飲みながら美味しく頂きました
さて、お腹も満たされたところでコーヒータイム。
仙台駅前のアーケードへカフェを探しに向います。
賑わったであろう七夕も既に終了して1時間ほどが過ぎており、飾り付けもあちらこちらで片付けの真っ最中。 雰囲気だけは味わえました
翌朝は、霧雨が降り始めた中を出発
その後、本降りの中を東北自動車道を南下。
予定では会津磐梯高原を疾走する筈でしたが、次回の楽しみにして雨雲から逃れる為、更に南下して那須高原SAで再度集合。
☆よっしーさんがジモティーのお知り合いの方に天候を電話で聞かれたりして色々協議をした結果、那須塩原方面から日光へ抜けようと決定。
西那須野塩原ICから日塩街道へ。
有料道路へ入ると皆さん爆走スイッチON
アッと言う間に視界から消えました。
私は今回、自主的にケツ持ちをしており、前を行くはーちゃんさんの走りを見ながら、ひとつひとつじっくりとコーナーを抜けていきます。
標高がじわりじわりと下がりだすと、気温が上昇。
雨具も手伝って不快指数が急速にUpしたところ、広い場所にて皆さんも一息中でした
途中、龍王峡の道の駅でトイレ休憩。
ナカシンさんは、偏頭痛が辛そうでした
14時になりお腹も空いてきたところで、今市から日光方面に向かって直ぐのところいあった駐車場の広い蕎麦屋さん、深山茶屋へ。
店には靴を脱いで上がります。
左手に広いオープンキッチン風の厨房。
その向かいに大きな囲炉裏
一段高い舞台をもった大部屋風の板間に丸太を輪切りにしたテーブルが並び、その反対側には3部屋ほどの囲炉裏付きの和室。
床にはクマ等の獣の皮の敷物、窓際には小熊の剥製が二頭分・・・
何か蕎麦屋としては異様な雰囲気の店でした。
・・・が、後でわかったことですが、どうも湯西川温泉で有名だった
深山蕎麦のお店が土地開発で移転することになり、他の廃屋となる周囲の家々からも囲炉裏や木材などを集めて再利用したのだそうです。
オーダーは、8人全員が深山蕎麦と名付けられた十割蕎麦と天麩羅。
天麩羅が素材人数分揃わないとかで相盛りの大皿で提供されました。
さて主役の深山蕎麦は、大きな皿に大盛り
。
また、つけ汁には「鶉卵の黄身が丸ごと入ったとろろ汁」、「大根おろしがピリリとさっぱりのキノコ汁」、そして「醤油の風味豊かな基本的な蕎麦つけ汁」の三種類で美味しかった
。
蕎麦がきに黒蜜がかかった食後のデザートも添えられていました。
食後に皆で歓談しながら蕎麦湯を飲んでいたら、ご主人が蕎麦がきを食べないかと声を掛けてくれたので、遠慮なく熱々の出来立てを頂きました。
今まで、日光では美味しいものを食べた記憶がありませんでしたが、この深山茶屋さんはお薦めです。
時間も遅くなったので、予定していた沼田方面に抜けずに、旧街道の杉並木の中を走り鹿沼ICから再び東方自動車道へ。
車は多いものの渋滞まで至らず、千鳥を維持して追い越し車線をまったり流していくと、前方の黒い雲全体がパパッと光ってみたり、その雲の方から多くの鳥が逃げてくる様子が視界に飛び込み始めました。
そのうち、雲の下に稲妻が見え始め、その数と頻度が増えてきました。
ヤバイ。 まさに雷雨の予感。
給油の為に次の休憩場所となっていた蓮田SAまで、なんとか降らずにもって欲しかったのですが、残念ながらその願い叶わず・・・・あと4kmの表示を過ぎた直後にシールドに水滴がつき始めたと感じた瞬間にアッという間の土砂降りになっちゃいました。
まさに一瞬の出来事。
前を走っていた☆よっしーさんとベリックさんと共に追い越し車線から速やかに路側帯に車線変更して急停車。
慌ててタンクバックとシートバックにレインカバーをして、自分の雨具を着用する1、2分の間に、そのあまりの豪雨にびしょ濡れ。
そしてその間もそのすぐ傍でどんどんと落雷の閃光と轟音が響き、真面目に雷に怖さを感じました。
川のようになった高速道を、船の舳先のようにフロントタイヤで水を左右にかき分けながら、徐行している車列の間をすり抜けながら蓮田SAに到着。
スタバで熱々コーヒーを仕入れた後、雨宿りも兼ねてちょっと長めに休憩タイム。
エアコンの効いたフードコート内で流れていたTVニュースでは、埼玉県南部から都内北部で記録的な豪雨の報道中。
まさにその中を走ってきていたわけで、あの稲妻と雨の量に思わず納得。
雨で美びしょ濡れになっても元気な大田原倶楽部の面々
さて、雨も殆ど上がったので気合を入れ直して出発。
先ずは給油を済ませ、ここで一次解散となったので皆さんに挨拶を済ませました。
☆よっしーさんは、首都高を避けて一般道で帰宅の為、ひとり早めに出発。
ナカシンさんを先頭に7台で首都高に入り、渋滞し始めで20km以下の巡航速度で流れていきます。
江北JCTを過ぎて直ぐに車は完全に停車。
車のエンジンからの排熱とMyぺけのエンジンからくる排熱で雨具を着ての渋滞車列の中の停車は辛いので、ナカシンさんに手をあげて挨拶をしてすり抜け開始。
5号線に入って間もなく、ミラーに片目の大田原さん、両目のベリックさん、そしてやまちんさんのボルドールのオレンジウィンカーが視界に入るようになり、4台で環状線から3号線へ、そして東名の用賀PAで合図をして最後の休憩タイム。
4人でまったりしているうちに☆よっしーさんから無事に帰宅のメールが届き、更にサーさんとはーちゃんさんが海老名SAに既に到着しているとのメールも。
気象情報を調べるとゲリラ豪雨の雲が続々伊豆半島付近から北上中のようなので我々も出発。
厚木ICまでは完全なドライで快適でしたが、伊勢原バス停付近に向かっているうちに路面がウェットになり、バス停を通過する頃には再び土砂降りになっちゃいました。
東北地方と違って濡れても全く寒くもないのと、再び雨具を出すのも面倒なので、そのまま雨具も着ずに雨の降り続ける中を走り、無事に10時前に帰宅となりました。
走行距離:1063km(二日合計)
※幹事の大田原さんからは、既に蔵王&会津へのリベンジ企画の案内
が届いてます