この林道は、エコーラインと呼ばれて、日本で最初に発見された隕石クレータのある御池山を越え、南アルプスを西側から見通せる‘しらびそ峠’に向い、途中で蛇胴林道に合流できる都合の良い舗装林道なんです。
しかし残念ながら、7月の豪雨で法面のがけ崩れがあって、未だに復旧しておらず通行止めでした。
その為、真っ直ぐに国道152号線を北上、再び高規格仕様の三遠南信自動車道の全長4kmを超える立派なトンネルが既に完成している横から蛇胴林道にて国道152号線を迂回する途中で、先ほど通行止めで南側から進入出来なかったエコーラインを北側から10kmほど南進して、‘しらびそ峠’に南アルプスを見に寄り道。
このエコーライン、ちょうどヤビツ峠から宮ヶ瀬ダムへ向う県道と道幅やコーナー、そして路面の荒れ方や砂の浮き方が良く似ていて、少々ぺけを持て余す道路でした
でも、車も殆んど走っておらず、のんびりとしらびそ峠に到着
峠からは、聖岳(3013m)や赤石岳(3120m)、遠くに荒川岳(3083m)でしょうか、間近に3000m級の山々の連なる南アルプスが一望できました
荒れた路面のエコーラインを蛇胴林道まで戻り、地蔵峠で再び国道152号線に合流し、中央構造線博物館や信号の無い村として知られる大鹿村目指して北上です。
これでも立派な国道です
概ね、集落間の雰囲気は、こんな感じで全く何もありません。
日没後、車やバイクでこんな所を走っていて故障やパンクでもしたら、ましてや事故でも起こそうものなら・・・って心配になるような環境です
中央構造線博物館は、次回、家族と車で来る時の楽しみにとっておいて通過。
取り敢えず、二箇所道路脇に中央構造線の露頭箇所が整えられているらしい、一箇所、北側露頭に立寄りました
100m四方の広い駐車場には、誰一人いません。
ヘルメットと手袋を外し、ジャケットを脱いで・・・なんてやってる間も目の前の国道152号線には、車もバイクも一台も通過しませんでした
聞こえるのは、風の音と虫の声のみ
※もぅ一箇所、安康露頭は路肩に駐車場も無く路駐となり、そこから500mほど歩く事になり、当逃げでもされると目撃者はほぼ間違いなくゼロなので、今回は止めました
時間は正午前で夏の日差しは暑?い。
そんな中を、置いてきたバイクが心配な事もあって、こんな道を中央構造線目指して小走りに向います
そして、これが日本列島をフォッサマグナ(中央構造線)の露頭部です
解説によると、青灰色と褐色の接合部が古い断層で、その接合面右手のやや濃い灰色の右側に縦に白いラインが中間部の高さに見える位置が、最新の中央構造線(活断層)だそうです。
解説の左にある写真と同じ、露頭部を上から撮影した写真です。
上部に堆積したれき層を取り除いてある為、中央構造線を境に左右で全く異なる岩石である事が良くわかります。
うぅーん、今度は家族を連れてこようっと
最終、帰宅編-(4)に続く---